- 前田 英継
一年振りの自在館
この22、23日の週末。
新潟県魚沼市栃尾又温泉の自在館に約1年振りに泊まってきました。(前回の自在館に関する記事はこちら。)
前回同様、今回も本当にゆっくりと優しいお湯に浸かってリラックスすることができました。最近背中が結構凝っていたのですが、お陰様でだいぶ楽になりましたね。

ゴールデンウィーク直前でもあったので意外と空いているかなと思ったのですが、着いてみると部屋は満室とのこと。やはり根強い人気がある宿ですね。ここは。
ただ満室で混み合っているとしても、ここは他の観光温泉地と違って気忙しい気持ちにならなくて済みます。
優しいお湯と、とても美味しい山の料理。部屋にいても子守唄の様に聞こえてくる川のせせらぎ。完全にリラックスして過ごすことができました。
本当に温泉を楽しみたいという方にはとてもお勧めの温泉宿です。
詳しくはこちらをどうぞ。→栃尾又温泉、自在館公式ホームページ。
自在館をチェックアウトした後は、魚沼市と南魚沼市で大好きな画家と彫刻家の作品を見てきました。
まずは、南魚沼市にある「トミオカホワイト美術館」へ。
以前に新潟市美術館で「信濃川・卯の木」という作品を見て以来、訪れたいと思っていた場所です。

越後の名峰、八海山を見わたす場所にトミオカホワイト美術館はあります。
この美術館は、長年雪国を題材に作品を描いてきた新潟県上越市出身の画家・富岡惣一郎が、「雪国に恩返しをしたい」という気持ちから造られたものです。
この地に決まったのは、富岡惣一郎が「八海山に呼ばれたから」とのこと。
来場者は私たちの他にほとんどいなかった為、ゆっくりと数多くの作品を見て周ることができました。
トミオカホワイト美術館を出た後は、「越後ミケランジェロ」、石川雲蝶の作品を見る為に魚沼市にある二つのお寺「西福寺」「永林寺」を訪ねました。
西福寺は昨年の9月にも訪れています。(→過去記事はこちら。)
ただし今回は訪れている人が少なかったために、こちらもゆっくりと見て周ることができました。
そして、永林寺は今回初めて訪れました。このお寺は作州津山藩松平家の松平忠直、その子の光長公の位牌を安置しているお寺です。
このお寺に石川雲蝶は約13年滞在し、多くの作品を残しています。
西福寺に残した作品は、どちらかというと男性的な感じがします。それに対して、この永林寺に残された作品は、とても優しい、女性的な感じがします。
こうやって一日、素晴らしい作品に目を奪われる一日を過ごすことができました。
ここで受けた刺激が何らかの形で今後の自分自身の人生に反映されたら、素敵なことですね。
本当に楽しく過ごせた二日間でした。