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  • 前田 英継

鶴岡・酒田旅行・二日目(最終日)


一泊二日ですからね。二日目で最終日です。

旅館を後にし、まずは五重塔を見るために出羽三山・羽黒山へと向かいます。

出羽三山とは羽黒山・月山・湯殿山の総称で、修験道を中心とした山岳信仰の場です。

鳥居をくぐり、杉並木の中を歩き始めると途端に空気が変わります。暑い日だったのですが、杉並木は空気もひんやりとしていて何とも背筋が伸びる気がします。

天皇陛下の御在位30年を記念する五重塔の特別拝観が行われていることもあり、なかなかの人出でした。


五重塔はやはり、美しかった。

いつか時間があれば、三山を一息に周ってみるのもいいかもしれません。

今回は羽黒山を後にして、酒田市へと向かいます。

まずは山居倉庫。


明治26年に酒田米穀取引所の付属倉庫として建設されたそうです。

管理者は変遷があったようですが、現在はJA全農庄内が管理・運用しているようです。

倉庫の裏手には欅並木があるのですが、この「倉庫と欅並木」はあのNHK連続テレビ小説「おしん」のロケ地でもあるそうです。


爽やかな空気が流れる、とても気持ちのいい場所でした。

そして山居倉庫を後にし、最後に向かったのが土門拳記念館です。

土門拳は明治42年(1909年)に酒田市に生まれた写真家で、平成2年(1990年)に亡くなっています。

ポートレートやスナップ写真が多く、著名人や一般人のスナップ写真を多く残しています。

また、寺院や仏像などを撮影した写真集「古寺巡礼」は彼の代表作と言えます。

記念館は酒田市の飯盛山公園の中にあり、まるで公園と一体化するかのような開放感を持った建物になっています。




感動ですね。司馬遼太郎のポートレートも見ることができました。


この日も多くの家族連れが公園を訪れており、地元の人たちに愛される場所になっているのが分かります。

以前にネットで見た記事で、「この記念館を訪れるだけでも酒田市に来る価値がある。」というのがありましたが、納得です。少なくとも私にとっては最高にリラックスして楽しめる場所でした。

※館内にて撮影をしていますが、こちらの記念館では撮影時に以下のルールがあります。

・フラッシュ撮影をしない。

・作品に近接して撮影をしない。

・三脚を使用しない。

二日間、鶴岡市と酒田市を旅したわけですが、とても印象に残ったのが地元出身の人々を大切にしているということです。それも地元で暮らす人々に伝えようとしている点。

自然と人が集まる公園に隣接して、様々な記念館・展示館などが存在している様はとても羨ましく思えました。

私の地元、新潟市からは車で2.5時間程度の距離。

こういう都市が近くにあるのは幸せです。

#日記

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