- 前田 英継
ドコモ光、遅い・・・
昨日、急遽あるお客様の遠隔サポートをする必要があったため、Team Viewerというリモートサポート用のアプリケーションを公式サイトからダウンロードしようとしました。
ダウンロードファイルのサイズは、32.5MB。
Macに表示されたダウンロード時間は約10分・・・??
多分、計算は間違っていないと思うんですが、32.5MB(メガバイト)のファイルサイズなので、1バイト=8ビットとして32.5×8=260Mb(メガビット)。
そのダウンロードにかかる時間が約600秒だとすると、0.433Mbps・・・??
その昔、ADSL全盛の時代にNTTの局舎から5Km程の場所に住んでいる方がいて、どうしてもADSLをやりたいというので手配したことがあるんですが、よくこんな速度が出てましたね。
自宅はこれまでずっと、NTT東日本のBフレッツ(下り理論値100Mbps)を使っており、その後NTTの仕様変更でフレッツ光ネクストに変わっていました。速度はそのままですね。ひかり電話用のルーターもRT200KIという、もう10年選手の代物です。それでも概ね下りで40Mbps程度は出ていたんですね。
そして、昨年の10月。iPhone7に機種変更するために地元のドコモショップへ行ったんですが、まぁ予想通り熱心にドコモ光を進めてきます。
あえて断るのが面倒くさかったのと、対応していただいた店員さんがとても感じのいい方だったため、そのままドコモ光に申し込みました。
ちなみにプロバイダは継続してOCNです。
その後ドコモ光に切り替わり、ふと気づくと遅いなということがよくありました。
10台程度の常時4,5台の端末がWi-Fiに接続してはいますが、それにしても遅い。
色々な速度計測サイトで測ってみると下り1Mbps以下なんてこともよくありました。それも決まって夜間ですね。
ただし、上りは早い。そういう状況でも上りは40Mbps以上出ていました。
ルーターを再起動したり、有線での接続に変えてみたりしても変わらない。
夜は遅くて、午前中は比較的速度が出ます。

これは1月8日になってますね。上り下りでこういう状態です。

ちなみにこれが今日の午前中。下りの速度もだいぶ上がってます。(サイトは別のサイトを利用しています。)→BNRスピードチェック。

それでもやはり上りが早いですね。
これはやはり、上り・つまりデータのアップロードを行う人の方がはるかに少ないからという事情なんだと思います。

そして最後にNTT東日本のフレッツ回線速度測定サイト。
こちらは早い話、プロバイダを経由しない状態での回線速度です。
こうなるとやはり速度が出ない原因はドコモ光で使用しているプロバイダということになるかと思います。
ドコモ光がサービス提供を開始したのが2015年3月でした。
そして、今年の1月半ばには契約者数が300万件を超えています。
ドコモ光で利用されているプロバイダにしてみれば、一気に契約者数が増え、NTTのNGN網に接続するための設備が不足している状態なのではないかと思います。
通信事業者の皆様には、「安かろう悪かろう」は是非勘弁していただきたいと思います。
更に言えば、現状の回線料金が「安い」とは決して思えません。このままでは「高かろう悪かろう」という状態になってしまいます。
NTT東西と各通信事業者には早急な対応をお願いしたいと思います。