- 前田 英継
メールの添付ファイルが開けない件
今回の記事はホームページ制作とは全く無関係です。
最近とあるお客様から相談を受けた件なのですが、意外と困っている方もいらっしゃるかもしれないなと思い、記事にすることにしました。
内容としてはメールに添付されてきたファイルの中で、ExcelとWordのファイルが開けないというものでした。
実際にお邪魔して確認してみました。
・メールソフトはWindows Live メール2012。
・OSはWindows7。
・添付ファイルを直接開こうとすると下のようなエラーが表示される。

メモリまたはディスクの容量が不足しているため、ドキュメントを開いたり保存したりできません。・・・
・添付ファイルを一旦デスクトップに保存すると、問題なく保護ビューで開くことができる。
・添付ファイルでもPDFは直接開くことができる。
という状態で、おそらくオフィス側の設定の問題だろうとは思いましたが、念の為以下をまず試してみました。
⑴マイクロソフトオフィスをセーフモードで起動する。
これはCtrlキーを押しながらオフィスを起動する方法と、「ファイル名を指定して実行」から起動させる方法があります。
ファイル名を指定する場合は、ファイル名の入力欄に以下を入力します。
○○○○○○○○.exe /safe
・exeと/の間には半角のスペースが入ります。
・○○○○○○○○はアプリケーションごとに以下のように入力します。
Wordの場合→Winword
Excelの場合→Excel
PowerPointの場合→Powerpnt
⑵InternetExplorerのキャッシュの保存場所を変更する。
これは「インターネット一時ファイルと履歴の設定」の中の「フォルダの移動」から行います。
⑶マイクロソフトオフィスの修復。
これはコントロールパネルの「プログラムのアンインストール」、修復するアプリケーションを右クリックして「変更」をクリックします。「Officeプログラムを修復する」の画面で「オンライン修復」を選択し、「修復」をクリックします。
ただし、今回はこの⑴、⑵、⑶を行なっても状況に変化なし。
そこで、次です。
⑷オフィスソフトのセキュリティ設定を変更。

まずExcelを起動し、ファイルタブをクリックします。

続けて、オプションをクリックします。

Excelのオプション画面の中で、セキュリティセンターをクリックし、セキュリティセンターの設定をクリックします。

続いて、保護ビューをクリックし、チェックが入っている3つの項目すべてのチェックを外し、OKをクリックします。
今回はこの段階で直接添付ファイルを開くことができるようになりました。
しかし、この状態ではセキュリティ的に緩めの状態になってしまいます。そこで、念のため再度「マイクロソフトオフィスの修復」を行なったところ、今度は上図の保護ビューの項目すべてにチェックが入った状態で、添付ファイルを直接開くことができました。
安全のためには、一旦デスクトップに保存し、「保護ビュー」で開いたのち、保護ビューを解除するという方法を採った方がいいのかもしれませんね。もちろんウィルス対策ソフトによる添付ファイルのスキャンはお忘れなく!!