- 前田 英継
オートマタ展
もうゴールデンウィークも終わろうとしていますね。
昨日は、日帰りで山形県鶴岡市へ行ってきました。
ホームページでもお世話になっている、株式会社MOLEN様が企画協力されている「イギリスからくりおもちゃ展」を見るのが目的でした。
市民が創作した作品などの展示・発表の場で、郷土作家などの作品や現代の多様な芸術の紹介、学習、制作体験などのできる施設です。展覧会の他にもコンサートや講演会、美術講座なども行われます。(鶴岡アートフォーラムHPより引用。)


周囲を緑に囲まれた、とても素敵な施設で一日、様々な展示を見ながら心からゆっくりと過ごすことができそうです。
また、障害者支援センターが運営する「フォーラムカフェ・クルール」が1階にあるのですが、そこの抹茶フロートは絶品でした。
肝心のオートマタ(西洋からくりおもちゃ)展ですが、この会場の1、2階を使用しています。
160余りのオートマタが展示され、実際に動かすことのできる作品も数多く用意されています。

※この写真は、記念撮影コーナーで撮影しています。これ以外の会場内全てが撮影禁止となっていますのでご注意ください。
木の温もりを感じることのできる作品たちに囲まれてあっという間に時間が過ぎてきました。
なお、この展示会は6月10日まで開催されています。
日帰りなのであまり時間はなかったのですが、鶴岡アートフォーラムを出た後、その周辺を写真を撮りながら散歩してきました。
山形県鶴岡市は人口約13万人。山形県内第二の都市です。
歴史的には越後高田藩、信濃松代藩を経て庄内藩主となった酒井忠勝を藩祖とします。この酒井家は幕府により転封が一度もなかった譜代大名の一つです。
藩庁は鶴岡の鶴ヶ岡城。酒田市の亀ヶ崎城を枝城としています。(徳川幕府下での一国一城令の例外の一つと言えます。)
鶴ヶ岡城の本丸・二の丸趾周辺は鶴岡公園となっており、日本さくら名所100選にも選ばれているそうです。
この鶴岡公園周辺には庄内神社や大寶館、庄内藩校の致道館、小説家・藤沢周平記念館などが緑に囲まれて散在し、これからの季節にはいい散歩コースになりそうです。

写真は大正4年に大正天皇の即位を記念して建てられた「大寶館」です。
昭和56年に鶴岡市の有形文化財に指定され、現在は郷土人物資料展示施設として使用されています。
今回はほんの数時間程度の鶴岡市滞在でしたが、とても気持ちがよかったですね。
出来れば次は是非一泊して、この辺りをゆっくりと歩いて見たいと思いました。