- 前田 英継
旧齋藤家別邸の紅葉
昨日、妻と二人で新潟市中央区にある「旧齋藤家別邸」に紅葉のライトアップを見に行ってきました。
旧齋藤家別邸というのは、新潟三大財閥の一つに数えられた齋藤家の四代目・齋藤喜十郎が大正7年に建設した別荘で、約1,400坪の土地に2階建の主屋や茶室、土蔵などの建物と広大な庭園が配されており、国の名勝にも指定されています。
太平洋戦争後にGHQに接収された時期もあり、その後昭和28年に新潟の地場のゼネコン・加賀田組の2代目、加賀田勘一郎が齋藤家から買い取っています。
その後、平成17年に加賀田組の所有から離れたのですが、その際には解体の可能性なども聞こえてきており、保存を願う運動が新潟市民の有志により起こされました。
署名・募金活動や新潟市議会への請願などの運動の結果、平成21年に新潟市が公有化し、現在に至ります。
そんな歴史を持つ、大変貴重な空間なのですが今回初めて訪れました。
主屋の一階、二階の大広間が解放され、そこから主庭園のライトアップされた紅葉を眺めることができます。

昨日は天気が悪く、雨が静かに降り続いている一日だったのですが、広間は充分暖かく、ゆっくりと紅葉を眺めることができました。むしろ、雨も風情があってよかった位です。
遠くを旅行するのもいいのですが、まだまだ地元にも自分の知らない世界があるものですね。
地元・新潟市のいろいろな場所をこれからも訪れて見たいと思います。
ちなみに、このライトアップは今日が最終日になっています。
気になった方は、是非行って見てください。