- 前田 英継
Macで日本語入力ができなくなった場合の対処法
ホームページの制作とは無関係なのですが、たまたま複数のお客様から同じような問い合わせをいただいたので、今回はそれについて記事にしようと思います。
タイトルにもありますが、Macを使用していて突然日本語入力ができなくなった(「かな」ボタンを押してもアルファベットで入力される。)場合の対処法です。
これはMac OSのバージョンによって若干の違いがありますが、今回はOs X 10.11(EL Capitan)を基準にしてご説明します。
対処法としては、まず以下の3点になるかと思います。
①入力ソースの登録状態の確認。
②変換学習のリセット。
③あるファイルの削除あるいは、再起動。
まず①の「入力ソースの登録状態の確認」からです。
・メニューからシステム環境設定を開きます。

①システム環境設定の中から、「キーボード」を選択します。

②続いて「入力ソース」タブを選択し、入力モードの「ひらがな」にチェックが入っていることを確認します。
万が一ここに日本語プログラムがない場合は、当然かな入力ができませんので日本語を追加します。

③左下の「+」をクリックし、

④左側から「日本語」を選択して、右下の「追加」をクリックします。
これで日本語プログラムが追加されますので、日本語入力ができるかどうか確認してください。
また②でひらがなにチェックが入っている場合は、「変換学習のリセット」に進みます。
続いて②の「変換学習のリセット」についてです。変換学習についてのデータに何らかの理由により破損が生じた場合、日本語入力ができなくなるということがあるようです。そんな際には、変換学習のリセットを実施することにより日本語入力できるようになる可能性が大です。

①と同じくシステム環境設定から「キーボード」を選択します。
左側の「日本語」を選択し、画面の一番下までスクロールすると、変換学習という項目が現れます。この「リセット」をクリックします。
これで日本語入力ができるかどうかを確認してください。
以上でも日本語入力ができない場合、あるファイルの削除あるいは再起動を行うことで日本語入力ができるようになる場合があるようです。
③com.apple.HIToolbox.plistファイルの削除。

ファインダーメニューから「移動」を選択し、「フォルダへ移動」をクリックします。

フォルダの場所に「~/Library/Preferences」と入力し、「移動」をクリックします。

移動した画面の中から「com.apple.HIToolbox.plist」を探し、ゴミ箱に入れます。
④com.apple.JapaneseAnalysisフォルダの再起動。
これについては、③と同じ手順で上記フォルダを見つけます。フォルダをコピーしてデスクトップに貼り付け、再起動を行います。
ここまでやれば、日本語入力ができるようになるはずです。そう言った事象が発生した場合には是非一度お試しください。