- 前田 英継
Windows10・文字入力ができなくなる件
ここ最近、複数のお客様から使用されているパソコンに関して同じような質問をいただき、ついでの機会に対応したということがありました。
いずれもWindows10を使用されている方々なのですが、質問というか相談の内容は「日本語文字入力ができなくなる。」というものでした。
電話だけでは状況が見えずお邪魔することにしたのですが、実際にパソコンを見てみるとこういう状態でした。

マウスでポイントすると「IMEが無効です」と表示されます。で、ウチのパソコンもこうじゃなかったっけ?と思ったのですが、このパソコンの場合は
ブラウザを立ち上げて検索ウィンドウにカーソルを置いてもこのままなんです。で、日本語入力ができない訳ですね。
そこでもう何年も前に対応したケースのことを思い出し、実行してみました。
①対策1.ctfmon.exeを実行する。
これは、Windowsで言語バーや文字入力を扱っているプログラムです。まずこのctfmon.exeのショートカットをデスクトップに作成します。

デスクトップの何もないところで右クリックし、「新規作成」をポイントします。

続けて、「ショートカット」をクリックします。

「項目の場所」欄に、ctfmonと入力し、「次へ」をクリックすると、デスクトップにctfmon.exeのショートカットが作成されます。
②対策2.ctfmon.exeをスタートアップに登録する。
デスクトップのショートカットをダブルクリックすればctfmon.exeが当然起動するのですが、文字入力ができないという不具合が発生するたびに操作するのでは面倒だという場合はWindows10のスタートアップに登録してしまうという手もあります。
このスタートアップへの登録ですが、エクスプローラーから辿ってスタートアップフォルダを開く方が分かりやすいかもしれません。
C→ユーザー(Users)→ユーザー名→AppData→Roaming→Microsoft→Windows→Start Menu→Programs→Startup
ただし、AppDataフォルダは隠しフォルダになっていますので、メニュー画面で「隠しファイルを表示する」にチェックを入れてください。
開いたスタートアップフォルダに、デスクトップに作成したショートカットをドラッグしてあげればOKです。
あとは、パソコンを再起動してください。
意外とWindows10では多発している現象のようです。もしお困りの方がいらっしゃったら、一度試してみてください。(毎回言ってますが、こういったことはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)