- 前田 英継
Windows10強制アップデートについて
昨日の話なんですが、複数のお客様から似たようなお問い合わせをいただいていました。
「パソコンを起動したらWindows10のアップグレードが始まったが、どうしたらいいか?」という趣旨のお問い合わせです。
一人のお客様に関しては、Windows10のインストール作業まで進んでいる中でパソコンを強制終了してしまい、起動しなくなるという状況に陥りました。幸いリカバリーしてWindows
7に戻すことはできましたが、当然データは消えてしまいました。
これに関してですが、確認してみると5月13日にMicrosoftがWindows10に関する変更を行ったことが原因のようですね。
同日以降は、「Windows10はこのPCで推奨される更新プログラムです。このPCは次の予定でアップグレードされます。」という表示がされるようになったようです。

おそらく、何らかの理由があってまだWindows10にしたくないという方の場合は、ここで右上の×をクリックして、この表示を消すのではないでしょうか?
今回の場合、それではアップグレードの予定はキャンセルされません。ダイアログボックスに表示された予定通りにWindows10へのアップグレードが行われます。
お問い合わせをいただいた方々の場合がこのパターンではないかと思われます。
Windows10へのアップグレードを行いたくないという場合、以下の部分をクリックします。

するとアップグレードのキャンセルに進むことができます。
これに関しては、Windows10の無償アップグレード期限である7月29日を間近に控え、移行を加速させようというMicrosoftの思惑があったようですね。
さすがに「表示がわかりにくかったかもしれない。」というコメントも一部で出ているようなので今後変更が行われるかもしれませんね。
もし万が一、Windows10のインストールが始まってしまったという場合、間違っても中断しない方が安全だと思われます。強制終了などにより中断してしまった場合にWindowsのファイル自体が破損し、起動しなくなるという可能性も大いにあります。
Windows10にアップグレードした後、以前のOSに戻す必要があるのであれば「Windowsの回復」でアップグレード後一定期間内は戻すことができますので、ご注意ください。